■募集背景
当社は世の中の物流を担うクレーンや搬送装置の設計、製造を行っている、国内トップクラスのシェアを持つ搬送システムメーカーであり、様々な業界での製造・物流の現場で活躍している大型クレーンを製造しています。
特に、働き方改革 / 労働人口減少 / 物流変革などの社会課題に対し、当社ではクレーンの大型化、遠隔自動運転、遠隔監視システム、低環境負荷製品などの”人と社会に優しい”高付加価値商品の開発に積極的に取り組んでいます。
今後も高付加価値製品の提供に幅広く応えていくために、クレーンの設計業務や技術開発を担っていただける人材を求めています。
■仕事の内容
大型搬送クレーンの機械設計業務を、計画、設計から工場対応、現地工事対応まで一貫して担当していただきます。
また、クレーンに関する知識をある程度習得した段階で、開発業務についても担当していただく想定です。
顧客との技術打合せや問合せに対するやりとりなども担っていただきます。
さらに、技術レベルが向上していくに連れ、見積業務についても担っていただく予定です。
《具体的な業務内容(設計業務の一例)》
①設計方針書作成、基本計画、基本設計…客先との契約仕様書や参考事例をもとに、クレーンの設計方針書を作成。また、クレーンの構造計算、機械装置計算、配置計画、FEM解析を行い、クレーンの仕様を決定。
②詳細設計…詳細部分設計を実施。
③購入品仕様決定、購入品手配…減速機、車輪、運転室など、購入部品の仕様を決定、手配仕様書を作成。
④設計外注への指示、製造部門との協議…設計外注業者に設計資料を渡し、図面を作成依頼。製造部門と出図日の調整。
⑤図面作成、出図…設計外注先から上がってきた図面を検図し、出図処理、製造部門へ送付。
⑥工場製作対応…製作中の問合せに対応。場合により、製作中部品を現場確認。
⑦現地工事部門との協議…現地工事部門と工事工法の打合せを行い、必要な吊ピースを取付け、補強実施。
⑧顧客との仕様打合せ、問合せなどに対するやり取り…納入図を作成し、客先と打合せ。
⑨見積対応…見積計画、見積仕様決定、見積金額まとめ、客先との技術打合せ等。
■ポジションの魅力
大型搬送クレーンは製造・物流の中で大きな役割を果たしており、陸上で動く最大級の機械です。
自分の設計した機械が街のランドマークとしてこの世に残るため、国内/海外の産業生活基盤を支えているという使命感、やりがいを感じることができます。
■キャリアステップイメージ
入社直後:指導員の指導のもと、まずは設計案件のOJTを通して、クレーン設計に必要な知識と業務の進め方を習得していただきます。また、必要な知識を習得するために、社内技術教育の受講もしていただきます。
2~3年目:指導員の指導を受けながら設計案件の担当者を担っていただきます。また開発業務の一部を担当していただきます。
4年目以降:開発・設計案件の取り纏めとして活躍していただきます。
なお、設計業務や開発業務に必要な、構造強度設計、駆動装置設計、配置設計技術、自動化関連技術などは、社内外の研修や、OJTを通じて習得していただきます。
■職場の雰囲気や募集部門のメンバー構成
機械設計担当のメンバーは20~30名程度で、20代~60代まで幅広い年齢構成です。
社員は機械工学系大学や高専出身者が多いですが、材料系や土木系出身の方もいます。
業務に必要な基本的な知識は社内教育やOJTで覚えていくことができますし、得意不得意があっても補完するよう、協力して業務に当たっています。
困りごとがあっても相談しやすい環境です。未経験の分野でも周りがサポートしますので安心してください。
■出張頻度、出張先
顧客との打合せ、現地調査、社内教育研修(東京や大阪等)などで出張する機会があります。1~2回/月程度です。
出張は日帰りあるいは1、2泊/回程度で、長期間の出張はほとんどありません。
出張先は主に国内ですが、海外向けの製品を受注し担当となる場合は、海外出張もあります(主に東アジア、東南アジア、北米などです)。