PROJECT STORY プロジェクトストーリー

vol.02 物流システム 最先端の技術で物流の社会課題に挑む
若手エンジニアたち

物流現場における荷役作業の自動化を
目指す新製品開発プロジェクト

PROJECT
MEMBER

物流 ソフト開発 NARITA
物流 ソフト開発 KAKO
物流 制御 NISHI
物流 SE TOMITA
物流 SE MIZO
物流 構造設計 KUNO

PROJECT INFO 物流現場における荷役作業の自動化を目指す新製品開発プロジェクト

物流業界における社会課題の一つである労働力不足に対するソリューションとして、省人・省力化を実現するための新製品開発プロジェクト。
物流業界最大の展示会での発表・提案に向けて約1年半ほど前から準備を進めています。「いかに人手不足を解決するか」をテーマに、人手が不足しがちな箇所へメスを入れ、自動化導入による課題解決を目指して開発に取り組んでいます。

まだ市場に存在しない新製品を開発しているので、今まで経験したことのない挑戦の連続に。様々な壁にぶつかりながらも、改善や改良を繰り返し、時にはコンセプトを見直すなど根本的な部分に立ち返りながらも、ソフト面・ハード面・制御・製造など——グループを越えて協力し合い、それぞれの力を最大限発揮しながら完成に向けて日々奮闘中です!

QUESTION01 このプロジェクトはどんなきっかけで生まれたんですか?

NARITA

プロジェクトメンバーに選ばれたのって、皆「やってみる?よろしく!」って言われた感じなんじゃないかな(笑)
僕はキャリア採用なんですけど、面接時に「自社商品を新しく開発したり、機能を向上させたり、そういう業務に携わりたい」という話をしていたので、それに応えてくれたんだと思っています。
確か、最初に声をかけられたのが入社半年後ぐらいだったんですが、自分がやりたいと希望していたことと、このプロジェクトがぴったりマッチングしていたので「ちょっとやってみない?」って声をかけてもらったんだと思います。

KAKO

上司と面談する機会があって、その時に「物流の一番主力の製品に関わってみたい」という想いを伝えたところから派生して、声をかけてもらった感じですね。
全く新しい製品の開発だったので、最初は自分に務まるかなと不安もありましたが、今はまだ市場にないものを作り上げていくとうワクワク感の方が大きかったですね。

NISHI

自分は昨年新卒で入社して2年目なんですが、元々趣味でプログラミングやAIでの画像学習をやっていて。何か仕事に活かすことができたらと社内で話していたところ、このプロジェクトに必要な技術だということで、画像処理関連の主力としてアサインされました(笑)
結構雑談ベースで話していたことだったので、それを覚えていて声をかけてくれたことが嬉しかったです。実はこのプロジェクトには同期が2人いるので、若手を多く登用してくれてるなと思います。

TOMITA

僕も新卒入社なんですが、割と早い段階で声をかけてもらっていたので、新製品開発のプロジェクトメンバーに抜擢された自覚はあまりなくて(笑)
なので最初は自分に割り振ってもらった仕事をとにかく頑張ろうという気持ちでしたね。ただ大学での専攻とは異なる分野だったので、自分にできるのかという不安もありました。
全く新しい製品の開発ではありますが、現在納めている製品を通してでも勉強できると思いましたし、とりあえず目の前のことを一つずつ丁寧に進めようと思って取り組んでいます。
進めるうちに見えてくるものもあるので、コツコツ経験と知識を積み上げていっているところです。

MIZO

私は1年目に取り組んでいた制御の開発内容が、この新プロジェクトに応用できそうだということでアサインされました。入社してからちょうど1年経ったぐらいだったかな。
1年間自分が取り組んできたことを更に応用していくテーマだったので、率直に楽しみだなという気持ちがありましたね。

KUNO

自分は皆さんと違って装置の構造自体を設計したり、動きそのものを考えたりする役割なのですが、実は明確にアサインされたという記憶がなくて(笑)
関わり始めた時には、既に開発がスタートしていて「ちょっとこの部分を手伝ってほしいんだけど...」と。協力しているうちに気がつけばメンバーになっていましたね(笑)
とはいえ、もともと開発色の強い案件に取り組んでいたこともありましたし、自分が「もっと開発に関わりたい」と話していたのを汲んでくれたんだと思います。

QUESTION02 プロジェクトで感じたやりがいや、チャレンジしたことを教えてください。

KUNO

ハード面からの話になるんですが、やっぱり自分が考えた物が動くというのは嬉しいですよね。
自分で機構を考え、実際に動かしテストして...最初からはうまくいかないんですが、それを試行錯誤するのが楽しいです。論理立てて考えを巡らせ、変更を加えていく中でそれがピタリとはまってうまくいった時は「やってよかった!」とやりがいを感じます。

MIZO

分かります。そこが醍醐味ですよね。
私もかなり大きな裁量を与えられていたので、自分が考えたアイデアを自走させながら、テストや検証の方法も含めた全てを自分で考えて開発に取り組めたことは、責任も大きかったですが、何よりとても強いやりがいに繋がりました。

TOMITA

僕は大きい装置を動かしたいという思いが学生の頃にからあったので、その夢を実現できていることが嬉しいです。
まだテスト段階のサポートですが、自分でプログラムを書いて、それをもとに製品が動いたところを見られたのはすごく良い経験になりましたね。

KAKO

これはハード面もソフト面も同じだと思うんですが、物流業界の要になっている製品を、日本の社会の為に、僕たちの手で作っていけるのかというのは、やりがいであり面白いところでもありますね。

NARITA

新たな装置がお客様の業務の時短に繋がったり、業績向上に貢献できたり...お客様はもちろんですが、社会全体の課題解決に役立つこともモチベーションになっていますね。

NISHI

若手の自分に裁量をどんどんいただいてチャレンジさせてもらっているのは嬉しいです。カメラの選定から、実際に実験して評価し報告するまでを一貫してやらせてもらって、とても勉強になっています。
なかなか相談することも難しいジャンルではあるのですが、経験豊富な上司の皆さんが他の事例からアドバイスをくれるのも心強いですね。

QUESTION03 苦労したことはどんなことでしたか?また、それをどう乗り越えましたか?

KAKO

まだ開発途中ですが、プロジェクト進めてきたなかで僕自身は一点「うまくいかなかったな」って思っている点があるんですが、皆さんはどうですか(笑)

NARITA

僕は同じソフト開発なので、多分苦労したところは一緒なのかなという気が(笑)
一年前くらいに、一番最初の壁があったなと...
プロジェクトが始まった当初の、システムやソフトの方針決めですよね?
最初は担当者ベースで意見をまとめていたんですが、上司や他部門など様々な立場の人にフィードバックを求めた際に「こういうところが足りてない」「ここは違うかな」というような思ってもみなかった視点で様々な意見をもらって...何度も何度も検討して、話が前に進まない時期がありましたね。

KAKO

そうそう。その部分です。
打ち合わせのときは「なるほど」と思って、早速そこから次の検証に入ろうとするんですが、翌日には「そうすると、ここが違うかもしれない」というような部分が出てくるんですよね。
その場でしっかりと相手の意図と事実を把握して、自分の考えを整理する能力がもっと必要だなって痛感しました。

NARITA

例えば自分が絞り込んだ結論だけを伝えるんじゃなくて、きちんとその過程や意図が相手に伝わるような伝え方をすることが大切だなと改めて思いましたね。選択肢をすべて出して方針を絞り込んでいったり、現状持っているデータからシミュレーションして方針の結果につなげたりして情報をまとめていきました。

KAKO

本当に、何度も相談に行きましたよね。
相談しに行った時には必ず手を止めてしっかりと聞いてくれて、皆さんかなり時間も割いてくださいましたよね。
あれはすごく嬉しかったな。協力しようと皆が動いてくれて。

NARITA

トップも含めて、上司や他部門の皆さんが、気さくで話しやすい雰囲気もあって、風通しがとても良いと思いますね。

NISHI

今までにないものを作るっているので、必要に応じて方針が変わることももちろんあるのですが、もともとの方針の元で頑張ってきたという思いもあるので、くじけそうになることもありましたね。
やり場のない気持ちを、趣味のライブ観戦で大声を出して発散したりもしました(笑)

MIZO

すごくよく分かります(笑)
ハード側でも方針変更は大きな転換のタイミングでした。数ヶ月間は元の方針で進めてきていたので、「もうそれしかない」みたいな思考になってしまっていたんですよ。
その思考を変えるために、私は少しジャンルの違う技術セミナーを受講して、そこから何かヒントがないかと探したりもしましたね。そういうことを繰り返してフレッシュな状態で一から考え直すということをやっていきました。

TOMITA

気分転換も大事ですよね。
僕は製品ができてから動かすことがメインの仕事なので、まだそういった壁には当たっていないのですが、これから頑張ろうと思います。

KUNO

実際に動きが上手くいっても、コストとの兼ね合いなどで、製品化という目線で考えると実現するのが難しいことも出てきたりしますしね。
今回で言えばテスト機で同じ部品を300点ほど並べる必要があったんですが、同じ機能かつコンパクトにできる条件を満たす構造を考えて部品数を2ケタ程度に抑える工夫などもしましたね。
製品化に向けたこのような創意工夫は大変で、なかなか難しいところではありますが、この仕事の面白さでもあると思っています。

QUESTION04 これからこのプロジェクトの経験を活かして、どんな風なことにチャレンジしていきたいですか?

TOMITA

個人的なところで言えば、僕は「動かす」というところが担当なので、これからが頑張りどころです。皆さんの想いを繋ぎながら、VOCに応じて開発を進めることを一つの目標に、製品化して納品につなげられるようにしていければと思っています。

MIZO

実は私は他業務との兼ね合いでこのプロジェクトから離れたんですが、この製品ができることで社会に対してとても良い影響を与えられますし、会社の成長にも繋がると思っているので、開発を成功させてこの製品を世に出せたら嬉しいです。

KUNO

自分もちょうどSEへの移動があって、これからは今のように製品の具体的構造を考えることは叶いません。ですが今後、この製品が商品化された際には、機構設計を担当していたことを活かして、お客様への具体的な提案につなげていきたいと思います。

NISHI

自分は今回のプロジェクトを通してカメラや画像認識に関して学びを深め、知識と技術を身につけることができました。周りの皆さんからも頼ってもらえる存在になることができ、とても自信になっています。
関係者への報告や依頼のまとめ方等に関しても経験を重ねたことで、最近になって「力がついてきたな」と思っていて、ここでの成長をこれからのプロジェクト進行や他の仕事にも活かしていきたいです。

KAKO

皆さん本当に理路整然と上司に報告してるんですよね。
NARITAさんは特に同じグループで一緒に仕事をしているので目にすることが多いのですが、相手から意見を引き出すために、それぞれの相手に合わせて伝わりやすい言葉選びをしていて、本当にすごいなと思います。
見習いたいチームメンバーがたくさんいるので、一緒に仕事ができることをチャンスとして、これからさらに成長できるように努めたいです。

NARITA

このプロジェクトを通して、方針決めのフェーズに大きく携わったことで、要件や情報を関係者に伝えるためのまとめ方・魅せ方に関して力がつきました。
実は、僕は時々心が折れそうになってたのですが、KAKOさんは結構根性があるんですよ(笑)いつも勇気づけられていましたね。一緒に頑張る仲間のおかげで乗り越えられたことは沢山ありました。
これからもこのメンバーと一緒に、このプロジェクトを成功させられるよう、ゴールに向かって進んでいきたいと思います。

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