SE（設計）

そもそも、機械式駐車場に興味がありました。機械式駐車場をもっと増やせば、渋滞が解消されます。都市圏の渋滞はもちろん、旅行を楽しみたいときの渋滞でもおっくうにならずに済みますし、駐車場探しにも苦労しなくなりますよね。ほかにも、防犯上のメリットもあります。海外は車上荒らしが多くて、海外旅行のときは駐車時の被害にかなり気をつけないといけないんですが、機械式駐車場なら一度格納してしまえばほぼ被害に遭うことはありません。どんどん海外に導入していけたら、車上荒らしも減らしていけると思います。人生の中で「機械式駐車場があったら良いな」と思ったことが何度もあったので、ここを選びました。
といっても、最初は子どものための機械に携わる仕事を探していました。おもちゃとか遊園地のアトラクションとかですね。でも、もっと生活に密着したもので役に立ちたいなと思って、仕事の内容と環境にこだわりながら、プライベートと仕事のバランスも取れる当社を選びました。

機械式駐車場に関わる「開発」と「納品対応」が主です。大まかには、お客様と社内の技術職をつなぐ立ち位置にいます。例えば、建物を建てる建築会社の方々と打ち合わせて「ここの水道管と機械式駐車場がぶつかるからずらしてください」だとか「ここの景観が悪いから変えてください」だとか、そういったお話を受けて調整をしています。営業が書いた図面と相手方の設計図を照らし合わせて問題を発見したり、変更が必要な箇所をピックアップしています。
他にも、特許の出願や業務マニュアルの作成、教育資料の整備なども私の担当です。提出した資料を先輩や上司によく評価いただいていたので、その流れでの抜擢だと思います。
難しいと感じた点は、建築業界の専門用語を覚えていくことでした。打ち合わせでは専門用語が頻出するのですが、私は機械科学系専攻だったので機械系の専門用語は問題無いにしても、建築系の用語も当たり前のようにでてくるので、新しく覚えていくのは大変でしたね。1年経ちますが、まだ足りない知識や用語があるので、今も日々勉強中です。